高速オワタ三段落

個人的なメモ帳

 今日も入院していた時の話。昨日の元教師が入院する前は90代の老人が食道癌で入院していた。この老人、癌に侵されても物凄く元気で驚く。更に驚かされるのが、夫婦仲が非常によろしい。結婚するならば、隣の老夫婦みたいな生活を送りたいと思わせるぐらい。そんな仲睦まじい老夫婦でも喧嘩をすることあるみたいで、見舞いに来た妻が昔のことを持ちだす。

妻「あんた、喧嘩した時に私に何て言ってたか覚えてる」

夫「おぼえとらん」

妻「そんなこと言うなら、私を山に捨てるぞって」

夫「あぁ、言ってた」

妻「あんな低い山に捨てられても歩いて帰れる」


 実に面白い。夫婦喧嘩で妻に放った暴言が「山に捨てるぞ」。ノスタルジックで可愛らしい。夫は本気で喧嘩の度に何度も「山に捨てるぞ」と言っていたらしく、妻は疑問に思っていたらしい。あんな低い山は歩いて帰ってらこれるのに、と。その微笑ましい喧嘩のエピソードと妻の冷静なツッコミに隣のベットに寝ていた馬鹿は声を押し殺して笑っていました。